【Interop Tokyo 2010】
Interop Tokyo 2010アワード、各部門の頂点に輝いたのは?
「Interop Tokyo 2010」は、展示された製品の中から「最も優れたもの」を決める「Best of Show Award」を発表した。ノミネート製品の中から、業界有識者による審査や、来場者の投票によって選ばれた。
以下、受賞した製品を紹介する。
■プロダクトアワード部門-評価関連製品
グランプリは、フルーク・ネットワークスの無線LANアクセスポイントや通信状況を検出する「AirCheck Wi-Fiテスター」。
特別賞に、イクシアコミュニケーションズの40/100GbEに対応したロードモジュール「Native Fibre Channel Load Module」が輝いた。
【グランプリ】AirCheck Wi-Fiテスター | 【特別賞】Native Fibre Channel Load Module |
■プロダクトアワード部門-ネットワークマネジメント関連製品
グランプリは、マクニカネットワークスの「Virtensys VIO-4000シリーズ」。PCI Expressデバイスを集約し、複数のサーバーで切りかえたり共有したりできるようにする製品。
特別賞は、アラクサラネットワークスの「Aggregated Flow Mining AF1」。ネットワークのパケットを全数走査し解析する製品だ。
【グランプリ】Virtensys VIO-4000シリーズ | 【特別賞】Aggregated Flow Mining AF1 |
■プロダクトアワード部門-アプリケーション
同部門では、動画などのメディアデータを集積し、動画のテロップなどからも検索できるようにする、富士通の「メディア共有サービス(メディアクラウドソリューション)」が特別賞に輝いた。
【特別賞】メディア共有サービス(メディアクラウドソリューション) | 2Dの動画をリアルタイムで3Dに変換して表示する技術も |
■プロダクトアワード部門-情報セキュリティ製品
グランプリは、マクニカネットワークスの「Altor仮想ファイアーウォール」。VMwareハイパーバイザーの仮想ネットワーク内でファイアウォールやIDSとして働く。
特別賞は、Kaspersky Labs Japanの小企業向けセキュリティ製品「Small Office Security」と、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの仮想化システム保護製品「VPN-1 VE」。
【グランプリ】Altor仮想ファイアーウォール | 【特別賞】Small Office Security |
【特別賞】VPN-1 VE |
■プロダクトアワード部門-ネットワークセキュリティ製品
同部門では、4製品が審査員特別賞を受賞した。F5ネットワークスジャパンのSSL-VPNや高速化の機能を持つゲートウェイ「BIG-IP Edge Gateway」、SonicWALLのアプリケーション分析・制御能力を備えたハイエンドUTMアプライアンス「Network Security Appliance E-Class NSA E8500」、テリロジーのハイエンドIPSアプライアンス「TippingPoint 5100N」、フォーティネットジャパンの最大120Gbpsに対応したUTMアプライアンス「FortiGate-3950シリーズ」の4製品だ。
【審査員特別賞】BIG-IP Edge Gateway | 【審査員特別賞】Network Security Appliance E-Class NSA E8500 |
【審査員特別賞】TippingPoint 5100N | 【審査員特別賞】FortiGate-3950シリーズ |
■プロダクトアワード部門-ファシリティ関連製品
同部門では、ATENジャパンのリモートアクセス・環境監視対応12ポートインテリジェントPDU「PN7212」が特別賞に。センサーによる監視やLANからの安全なシャットダウンに対応する電源ポート。
【特別賞】PN7212 | センサーや表示パネル、LANポートなどが並ぶ |
■プロダクトアワード部門-PC・サーバ・ストレージ・周辺機器
グランプリは、富士通の高密度サーバー「PRIMERGY CX1000」。
【グランプリ】PRIMERGY CX1000 |
■プロダクトアワード部門-キャリア/ISP向けネットワークインフラ構築製品
グランプリは、シスコシステムズの最大322Tbpsのキャリ向けルーター「Cisco CRS-3キャリアルーティングシステム」。
ほか、ブロケードコミュニケーションズシステムズのMPLSに対応したマルチサービスルーター「Brocade NetIron CER 2000」が特別賞に輝いた。
【グランプリ】Cisco CRS-3キャリアルーティングシステム | 【特別賞】Brocade NetIron CER 2000 |
■プロダクトアワード部門-大企業向けネットワークインフラ構築製品
グランプリは、ジュニパーネットワークスの比較的コンパクトなエッジルーター「MX80 3Dユニバーサル・エッジルーター」。
ほか、富士通のエアフローなどをサーバーに合わせたレイヤー2スイッチ「SR-X526R1」が特別賞に輝いた。
【グランプリ】MX80 3Dユニバーサル・エッジルーター | 【特別賞】SR-X526R1。 |
■プロダクトアワード部門-中小企業向けネットワークインフラ構築製品
グランプリは、アラクサラネットワークスの耐環境・ファンレスレイヤー2スイッチ「AX1250S」。50℃までの高温環境での動作を保証している。
ほか、シスコシステムズの「Cisco Catalyst 3750-Xスイッチ」が特別賞に輝いた。
【グランプリ】AX1250S | 【特別賞】Cisco Catalyst 3750-Xスイッチ |
■プロダクトアワード部門-モバイル・ワイヤレス製品
同部門でも、シスコシステムズが特別賞に。干渉識別を搭載した無線LAN製品「Cisco Aironet 3500シリーズ/CleanAirソリューション」が受賞した。
【特別賞】Cisco Aironet 3500シリーズ/CleanAirソリューション |
■プロダクトアワード部門-ユニファイドコミュニケーション
グランプリは、日商エレクトロニクスのRTSPやRTMPなどに対応した動画配信サーバー「Verivue MDX 9020」。
【グランプリ】Verivue MDX 9020 |
■ソリューション&サービス部門-セキュリティソリューション
同部門では、NTTコミュニケーションズの「セキュアドキュメント流通プラットフォーム(仮称)」が特別賞に。DRM技術によりファイルの利用期限などを送信側から制限できる。
【特別賞】セキュアドキュメント流通プラットフォーム(仮称) |
■ソリューション&サービス部門-ネットワークソリューション
同部門では、シスコシステムズの「Cisco EnergyWiseソリューション」が特別賞に。組織全体のエネルギーを管理する製品。
【特別賞】Cisco EnergyWiseソリューション |
■フューチャーテクノロジー部門
同部門では、情報通信研究機構(NICT)が審査員特別賞に。取り組み全般に対しての受賞となった。
【審査員特別賞】取り組み全般に対して |
■ベンチャー部門
同部門では、アイピーコア研究所のクラウド対応デジタルコンテンツ用低消費電力ストレージ「LX100」が特別賞に。LANなどのネットワーク上の自立分散ノードにより、ファイル単位で分散保管。MAID技術により、通常状態ではHDDを停止して電力消費を抑える。
【特別賞】LX100 |
■ShowNetデモンストレーション部門
- 【グランプリ】NTTコミュニケーションズ。ネットワーク統合運用ソリューション
- 【特別賞】富士通九州ネットワークテクノロジーズ。Ethernet OAM運用監視(見える化)
■ShowNetプロダクト部門
- 【グランプリ】イクシアコミュニケーションズ
- 【同】NTTコミュニケーションズ
- 【同】シスコシステムズ
- 【同】東陽テクニカ
- 【同】日商エレクトロニクス/Infinera Corporation
- 【特別賞】ソフトバンクテレコム