IIJ、ビッグデータ高速処理システムの構築・運用サービスをクラウド提供


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は15日、クラウドサービス「IIJ GIO」の新ラインアップとして、ビッグデータの高速処理システムを構築運用する「IIJ GIO Hadoopソリューション」の提供を開始した。

 IIJ GIO Hadoopソリューションは、ビッグデータを並列分散で高速処理するシステムを迅速かつ安価に構築、運用するソリューション。「IIJ GIOサービス」上にHadoopクラスタの基本設定を行い、クラスタを管理する上で必要となるツールを提供する。

 クラウドサービスを利用するため、顧客は機器を購入する必要がなく、処理の増減にも柔軟に対応できるのが特長。また、IIJが標準でシステムの監視・運用・保守を行うため、障害対応などの運用負荷を軽減できるという。

 提供内容は、1)IIJ GIOコンポーネントサービス(初期デリバリ作業を含む)、2)Hadoopクラスタの設計・構築、3)システム運用監視設計・設定・サポート。価格は、IIJ GIOコンポーネントサービスの初期費用が61万7000円(税別)から、月額費用が30万9500円(同)から。設計・構築の初期費用が90万円(同)から、月額費用は個別見積もり。

 このほか、オプションでバッチ処理高速化や大規模ログ解析の開発にも対応する。

 バッチ高速化では、1)実証検証、2)アプリ開発要件定義~テスト、移行、3)アプリ運用設計・設定・サポート、4)Asakusa Frameworkのサポート、を提供。価格は実証検証の初期費用が350万円(税別)から、月額費用は個別見積もり。開発要件定義~テスト、移行が初期・月額費用ともに個別見積もり。

 大規模ログ解析では、1)アプリ開発要件定義~テスト、移行、2)アプリ運用設計・設定・サポート、を提供する。価格は個別見積もり。

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