NTTスマートコネクト、ユーザー占有型のクラウド型仮想ホスティングサービス「SmartFLEX」


 NTTスマートコネクト株式会社は18日、クラウド型仮想ホスティングサービス「SmartFLEX」を発表した。6月1日より提供開始する。

 SmartFLEXは、各ユーザー企業専用の仮想プラットフォームをホスティングするサービス。NTTスマートコネクタのデータセンター内に設置された物理リソース上に、各企業専用の仮想プラットフォームを構築し、ネットワークを経由してアクセスする仕組みで、サーバー構築やリソース拡張を即座に行える「柔軟性」、負荷や障害リスクに備えた「可用性」、提供されるコントロールパネルにより、社内に居ながらにしてシステム管理が行える「運用性」、といった特徴を備えるという。

 低価格な共有リソース型パブリッククラウドサービスが増える中で、企業システムに必要なシステム構築の自由度や安全性が課題とされ、一方、プライベートクラウドでは自社保有による初期構築コストやシステム運用コストが課題となることから、こうした課題をバランス良く解決できるサービスとして開発された。

 ユーザー企業が一定規模の物理サーバーを利用している場合は、このサービスの利用によってサーバー集約を行うことで、ITコストの削減を提供できるとのことで、具体的な効果としてNTTスマートコネクトでは、統合による管理コストの削減、負荷の平準化や障害時の自動復旧などによる運用コストの削減などを挙げている。

 また、サービス、ビジネスの拡大に応じてリソースを柔軟に増減できるほか、外部システム連携による柔軟なシステム拡張もサポート。障害・負荷対策において冗長化構成やHA構成、監視メニューも提供されているほか、24時間365日体制での監視体制とサポートを提供できるので、導入後も安心して利用可能とした。

 価格は、Xeon 2GHz相当の仮想CPU×8コア、RAID 1+ホットスペア構成の250GBディスク(実効容量)、CentOSといった構成のシングルプランで、初期費用が33万6000円から、月額費用が13万9650円から。iSCSIストレージを利用し、HA構成となっているHAプランでは、初期費用が75万6000円から、月額費用が39万9000円から。

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(石井 一志)
2011/5/18 16:21