ベリサイン、PDF文書向けの電子証明書発行サービス


 日本ベリサイン株式会社(ベリサイン)は19日、Adobe PDF向け電子証明書発行サービス「ベリサイン マネージドPKI for Adobe CDS」を発表した。「ベリサイン マネージドPKI」のオプションサービスとして6月より提供する。

 「ベリサイン マネージドPKI for Adobe CDS」はPDF文書に電子証明書を付与できるサービス。文書の受け取り側にAdobe Readerがインストールされていれば、「誰が」「いつ」作成したか、PDF文書を開くだけで確認できる。受け取り側でAdobe Readerの設定変更が不要なのが特長だ。

 PDF文書を作成する側では、AcrobatなどでPDF文書を作成し、電子署名を行う際に同サービスから証明書を取得するだけ。インターネットから時刻情報をサーバーが取得し、タイムスタンプを自動付与するため、情報がいつの時点のものか簡単に証明できる。

 また、同サービスを一度構築すれば、簡単に発行する電子証明書の枚数を追加できるので、最初は広報部がプレスリリース用に、次はマーケティング部がメールマガジン用にと、企業全体に活用を拡大することも容易。部門/企業を代表する証明書、および企業内個人に対する証明書も発行できるため、対外的な文書の正当性を証明するだけでなく、企業内の回覧/稟議(りんぎ)処理にも応用できるとしている。

 価格は、「企業/部署用 電子証明書(署名回数:5000回まで)」が20万円から/年、「企業/部署用 電子証明書(署名回数:無制限)」、および「企業内個人用 電子証明書(署名回数:無制限)」は要問い合わせ。

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(川島 弘之)
2011/4/19 14:41