NEC、クラウドと基幹システムを連携させる「Enterprise Gateway」がNetSuiteに対応


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 日本電気株式会社(NEC)は4日、SAPをはじめとした基幹システムとクラウドシステムとの連携を実現するSaaS型ソリューション「Enterprise Gateway」を強化すると発表した。新たに、ネットスイートのクラウド型ERPスイートとの連携機能を搭載した「Enterprise Gateway for NetSuite」を、同日より販売開始する。

 Enterprise Gatewayは、企業内の基幹システムとクラウドアプリケーションを連携させるためのソリューション。これを用いると、基幹業務の入力や参照をクラウドプラットフォーム上の分かりやすい画面から行ったり、関連/委託企業のデータや業務プロセスをクラウドプラットフォーム上で統合・活用したりできるという。またSaaS型で連携機能を提供するため、ユーザー企業は自ら連携システムを構築する必要がなく、短期間での導入を行えるとのこと。

 今回はこのEnterprise GatewayをNetSuiteに対応させ、基幹システム内の業務データをNetSuite側でリアルタイムに活用できるようにしたほか、開発環境の強化により、最小限のコーディングとNetSuite側の簡単な画面操作だけでシステム間連携が行えるようになった。

 価格は10万円(税別)/月からで、提供開始は4月1日からの予定。なおNECでは、今後3年間で合計500社への提供を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/3/4 11:37