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GitLab、エージェント型自動化への対応を強化した「GitLab 19.4」をリリース

 米GitLabは28日、Gitリポジトリマネージャー「GitLab」の最新版となる「GitLab 19.4」のリリースを発表した。

 GitLab 19.4では、エージェント型自動化への対応として、目標を指示するだけでエージェントが実装と検証まで進める「/goal」コマンドと、GitLab上の作業を外部クライアントから自動化するMCPサーバーツールをパブリックベータ版として提供する。

 デベロッパーはGitLab Duo CLIの「/goal」スラッシュコマンドを使い、プロジェクトのガードレール(逸脱を防ぐための制限)と背景情報を踏まえた上で、目標が達成されるまで、または解決できなかった内容が報告されるまで、処理を自動で進められる。実装はエージェントが担い、別のモデルが各ステップで成果を目標に照らして検証し、目標が達成されたか、反復回数の上限に達したかを判断する。デベロッパーはいつでも実行を停止し、目標を修正した上で再開できる。フローは組織の既存のルールの下でローカルで動くため、デベロッパーは範囲を限定した作業を任せ、検証済みの成果を受け取れる。

 GitLab MCPサーバーの新たなツールは、パイプラインの実行と失敗したジョブのトレースの確認、マージリクエストの作成からレビュー、マージまでの実行、作業アイテムの検索と更新、脆弱性のトリアージを、GitLab全体にわたって自動化できる。管理者は、GitLab Duo Agent Platform向けにすでに設定しているルールで、これらのツールを統制できる。

 合わせて、GitLabが自社で運用するオープンウェイトモデル(重みが公開され、誰でも自社環境で動かせるAIモデル)と、GitLabクレジットの使用状況の可視化により、デベロッパーが作業する全ての場面でエージェント型自動化を利用できるようにした。

 デベロッパーは、ターミナルから目標全体を委任し、マージリクエストの作成と同時にフローを実行し、統制されたツール群を介して任意のMCPクライアントからGitLabにアクセスできる。一方、プラットフォームオーナーは、ツール単位の制御と、使用状況をユーザー単位でひも付ける仕組みにより、エージェント型自動化を使えるユーザーの範囲を広げながら、その使用状況を把握できる。

 これらの機能は、日々の開発作業で利用しているGitLab上で提供される。コードに適用されている権限がそのままエージェントにも適用され、消費したクレジットは、すべて使用したユーザーアカウントにひも付く。そのため、二つ目の権限管理の仕組みや、別個の監査証跡を用意する必要はない。

 また、GitLab 19.4から、Slack向けGitLab Duo Agent Platformを、PremiumおよびUltimateの顧客向けに実験的機能として提供を開始した。エンジニアリングチームは、スレッド内で@GitLabをメンションするだけで、GitLabの検索、イシューの起票、プロジェクトに関する質問への回答を得られる。その際、スレッドと直近のチャンネル履歴を背景情報として使用する。このエージェント型フローはCI/CD Runner上で動き、結果をスレッドに投稿するため、チームは会話の場を離れることなく、議論を追跡可能な作業に変えられる。

 さらに、Duo Agent Platformのデベロッパーフロー向けモデル選択機能の一般提供を開始した。管理者は、デベロッパーフローで使うモデルを、GitLab Duo Agent Platformの他の機能とは独立して選び、そのフローが担う作業に合わせて最適化できる。合わせてセッション詳細パネルの刷新版を提供し、概要バーにステータス、タイムスタンプ、実行をトリガーしたユーザーを表示する。このパネルは、エージェントセッションを開始した要因と、そのセッションが生み出した成果物を分けて示すため、レビュー担当者はエージェントの作業内容を探し回ることなく把握できる。