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NTTデータGSLとT4C、BIソフトウェア「Board」に関する本格的な協業を開始

 株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)と株式会社T4Cは18日、スイスBoardのBIソフトウェア「Board」に関して、本格的な協業を開始したと発表した。

 Boardは、経営管理(EPM)と統合事業計画(IBP)、およびシミュレーション(BI)をワンストップで実現するプラットフォーム。既存システムと連携して、実績データの可視化から課題・傾向をつかみ取り、未来の営業計画・財務計画を組織階層の上下双方向で立案することにより、実績と見通し数字を組み合わせたフォーキャストを実現できるという。また、経営環境の変化に対する財務・非財務KPIの変更にもノンプログラミングで対応するため、分析の内製化と迅速な報告に対応可能。SAP Certifiedのコネクタも提供されている。

 NTTデータGSLは、SAP S/4HANAをはじめとするSAPソリューションに関して多くの導入実績を持つほか、管理会計・連結の案件経験を多数有しており、その実績をもとに、日本におけるBoard社のライセンス・導入パートナーとして、Boardの提供を2020年7月から開始している。

 一方のT4Cは、SAP認定パートナーとして、SAP導入コンサルティングを事業の主軸とし、数多くのシステム導入を行う中で、会計、連結会計、人事・給与、経営の可視化と各モジュールの新規導入の支援を行ってきた。特に連結会計プロジェクトにおいては40社以上の新規導入実績を持つという。

 今回両社では、T4Cの持つ連結会計の導入ノウハウ、NTTデータGSLが持つグローバルでの会計、およびSCMエリアも含めたSAPデジタルコアの導入ノウハウをベースに、データ活用の観点から、会計領域・SCM両エリアを含めたグローバル管理連結システムのサービス提供を実施する考え。製造業の顧客を中心に、今後3年(2026年末)をめどに10社への導入を目指すとしている。