NDIソリューションズ、企業の内製化支援サービスの対象にクラウド型データ活用基盤「Domo」を追加

　NDIソリューションズ株式会社（以下、NDIS）は12日、NDISグループ各社の知見を持ち寄った「内製化支援サービス」のサービスメニュー強化を行うと発表した。従来はサイボウズの業務改善クラウド「kintone」等を中心に提供して来たサービスのメニューに、新たにクラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を追加した。各定額コースに定められたサービスの範囲内であれば、料金の増額なしに利用できるという。

　内製化支援サービスは、利用企業自身で継続的にDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進できるよう、システムづくりの「内製化」を支援するサービス。

　今回の強化では、NDISグループ内でDomoを利用した業績ダッシュボード等の整備や、顧客へのDomo導入支援を行ってきた経験とノウハウを生かし、企業・団体のデータ活用の内製化を支援する。このサービスにより、利用企業自身が社内外のデータをDomoへ接続・収集し、データの加工や可視化を自由に行えるようになることを目指して、伴走型で支援するとした。

　なお内製化支援サービスでは、内製化のスタートとしてkintoneでのアプリ作成を推奨しているが、今回のDomoのメニュー追加により、kintoneに集めたデータや基幹系システムのデータ、クラウドサービスのデータ等をDomoに収集し、さまざまなデータ活用へとステップアップできるとのことだ。

　提供コースとしては、ライト、スタンダード、プレミアムの3つが用意されている。コースの変更にも対応しており、サービス対象の製品を増やすタイミングで上位プランにアップグレードすることも、内製化スキルの上達に伴い下位プランにダウングレードすることも可能。いずれのプランでも、定められた範囲内であれば、料金の追加なしでDomoのメニューも利用できる。

　価格（税別）は、ナレッジWebサイトやテンプレートの提供、Q&Aチケット3枚などを含むライトプランの場合で月額3万円から。

　またDomoのみを対象した個別のサービスも提供する。具体的には、Domoを初めて導入する企業に向け、Domo利用の事前準備や環境設定について説明する「Domo導入支援パック」が40万円（税別）、Domoの構築を開始する企業の実環境・実データを元に、データの見える化環境を構築するための問い合わせに回答する「Domoテクニカルコンサルティングサービス」が80万円から。