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LINEのチャットボットがExcelファイルを作成してくれるサービス「SPALO」、ビズオーシャンが提供

10ファイルまで無料で利用可能

 株式会社ビズオーシャンは、音声や文字によるLINE BOTへの入力でExcelファイルが作成できるサービス「SPALO(スパロ)」を3日より提供する。個人向けの「パーソナル版」は、10回までのファイル保存であれば無料で利用できる。料金は「LINE Pay」での前払いとなり、25回までのファイル保存が390円、50回までが490円。

 SPALOは、LINEのチャットボットからの質問に対して音声で回答することで、規定のテンプレートに回答内容を記入できるサービス。「商談報告書BOT」や「見積書BOT」など、テンプレートごとに用意されるボットをLINEの友だちに追加して利用する。

 作成中のドキュメントは随時プレビューでき、データの入力後は手作業でドキュメントの編集が可能。完成データはPCに送付して閲覧・編集でき、Excel以外のアプリや外部データベースとの連携も可能。

 初期導入費用が30万円からの法人向けプランでは、既存のファイルをそのままテンプレートに利用したり、自由に調整・作成したりして、LINEボットとして登録することが可能。

 ビズオーシャンによれば、従来のチャットボットにおける音声テキスト入力システムでは、音声で入力された内容をそのまま表示させるものが大半を占めている。SPALOでは、機械学習を用いて音声認識や自然言語処理を行えるIBMのWatson日本語版API「Conversation Service」を採用。これにより、入力内容を解析・分類して品詞分解し、ドキュメント内の項目へ入力するマッピング技術を用いているという。

 ビズオーシャンでは、PCが利用しにくい状況にある移動中の営業担当者、屋外の建築現場、介護施設などが、その場で音声入力するだけで書類を作成できるため、時間短縮による労働生産性の向上につながるとしている。