ニュース

極小アニメグッズにも対応する自動検品技術、KADOKAWAグループの物流会社が導入

「画像・重量検品ソリューション」の利用イメージ

 日本電気株式会社(NEC)は26日、KADOKAWAグループの物流会社である株式会社ビルディング・ブックセンター(BBC)から「画像・重量検品ソリューション」 を受注したと発表した。キャラクターグッズの出荷検品を行う物流ラインにおいて、2016年内の稼働を予定している。

 「画像・重量検品ソリューション」は画像認識技術と重量計を組み合わせ、あらかじめ登録された商品データとの照合により、出荷品目および数量を瞬時に特定できる。出荷数の過不足の確認に加え、検品時の画像を保存することで、出荷内容の証跡にもなるという。

 このソリューションでは、作業台に出荷物を置くだけで検品が可能。人手による目視確認が原則的に不要となるため、作業効率も大幅に向上するとしている。

 BBCは、書籍以外のさまざまな商品の出荷も行っており、「画像・重量検品ソリューション」についてはまずグループ会社である「キャラアニ.com」のキャラクターグッズ出荷ライン2つで導入される。

 「キャラアニ.com」は商品点数・出荷量ともに多く、出荷検査用のバーコードが貼り付けられない極小のグッズも存在する。従来は二重・三重に行っていた目視確認がソリューションの導入によって不要となるため、約30%程度の業務効率化が見込まれている。

検品対象品の例。こちらは「ラブライブ!サンシャイン!! ICカードステッカー 高海千歌」(C) 2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
「おそ松さん トイズワークスコレクション にいてんごしすたぁず ラバーストラップ2個セット」(C) 赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会