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アライドテレシスとDDSが提携、SDN技術と指紋認証を連携させたソリューションの共同開発へ

 アライドテレシス株式会社と株式会社ディー・ディー・エス(DDS)は11日、SDNによるネットワーク運用管理の効率化とネットワークセキュリティの強化ソリューションを共同提供すると発表した。

 アライドテレシスでは、SDN/OpenFlow技術をエンタープライズ市場に適応させ、アプリケーションとネットワークを連携/連動させたソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」をパートナー企業と共同で展開している。

 今回はこのSESにおいて、DDSの認証ソリューション「EVEシリーズ」との連携を実施し、総務省から自治体に対して提唱されている自治体情報システム強靱性向上モデルのうち、ネットワーク分離によるセキュリティ強化と二要素認証によるなりすまし対策に対応したソリューションを両社共同で開発するという。

 具体的には、「EVEシリーズ」がWindows端末へログオンしたユーザー(個人)を特定し、SESはそのログオンユーザーに対して、アクセス権のある仮想ネットワーク(VLAN)を動的に割り当てられるようにする。従来のダイナミックVLAN制御方式とは異なり、ユーザーがログオフ/ログオンを繰り返す度にアクセス権のある仮想ネットワークを動的に切り替わるため、セキュリティの強化が図れるとのこと。

 両社では、2016年9月までのサービス提供を目指し、共同開発検証を行っていく予定だ。

石井 一志