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NVC、ネットワーク構成と経路を可視化する米RedSealのソリューションを販売

 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)は、米RedSealと国内販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社が開発・提供しているネットワークセキュリティ分析プラットフォーム製品を販売開始する。

 大規模組織のネットワークは、機器の新規導入、パッチ適用作業、人的エラー、組織変更などにより、管理者が想定しない状態に変化していることがあるが、RedSealのソリューションでは、各機器の設定・変更を察知し、機器の設定に問題や矛盾はないか、通信がどの経路でどこに向かうのかといったことをリアルタイムに確認可能。ネットワーク機器の設定情報をもとに、経路およびネットワーク全体を可視化し、設定にミスがないかを管理することができる。

 また、こうした経路情報と脆弱性診断情報を組み合わせて、組織の重要資産を保つサーバーなどに脅威が至る可能性を分析し、独自のリスクスコアを提示する。これによって、ネットワークの脆弱性についてもリスク管理が可能となり、課題であった各脆弱性対応への優先度付けを実施できるとした。

 NVCでは、政府組織、金融機関、大規模企業およびサービス事業者などにRedSealソリューションを販売する考えだ。

石井 一志