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Microsoft、Officeと他社クラウドストレージとの連携を強化

 米Microsoftは27日、Office OnlineやOutlook.comなど、Officeのオンラインサービスと他社クラウドストレージとの連携強化について発表した。

 Office Onlineについては、複数ユーザーで文章を編集できるリアルタイム共同編集機能を、他社のクラウドストレージに保存されているファイルでも行えるようにした。従来は、OneDriveとSharePoint Onlineに保存されているファイルのみが対象となっていたが、新たにBox、Citrix ShareFile、Dropbox、Egnyteの各サービスに保存されているファイルでも共同編集が可能となった。

Office Onlineの共同編集機能

 iOS向けのOfficeアプリについても、連携するクラウドストレージを拡大。2014年11月からDropboxがMSと連携し、iOS向けOfficeアプリから直接Dropbox内のファイルを作成・編集できる機能を提供しているが、新たにBoxとの連携も開始。さらに、Citrix ShareFile、Edmodo、Egnyteの各サービスについてもまもなく連携するとしている。

 また、Outlook.comについては、メールの送信時に他社クラウドストレージから直接ファイルを添付できるようにした。対応サービスはDropboxおよびBox。機能の提供は今後数週間以内で、2015年5月に提供を開始したOutlook.comの新デザインに移行済みのユーザーが対象となる。

iOS向けアプリが連携サービスを拡大
Outlook.comはDropboxとBoxから直接ファイルの添付が可能に

三柳 英樹