ニュース

マクニカ、「Informatica Platform」でデータ統合基盤を構築

グローバル経営情報をリアルタイムに可視化

 インフォマティカ・ジャパン株式会社(以下、インフォマティカ)は12日、株式会社マクニカが、「Informatica Platform」を導入して新たなデータ統合基盤を構築したと発表した。

 電子部品関連の専門商社であるマクニカは、グローバル経営情報をリアルタイムで可視化するデータ統合基盤「MACNICA GLOBAL DATA HIGHWAY(MGDH)」を構築している。この狙いは、世界の複数拠点にある各システムから必要なデータを適切なタイミングで連携させ、最適な形でユーザーに提供することで、そのためには、各地域の異なる基幹業務システムに格納されているデータをシームレスに統合する必要がある。

 マクニカでは、このようなグローバルデータ統合プラットフォームを実現するソリューションを検討した結果、異なる基幹業務システム間でのデータ連携の容易さ、データの規模/形式/プラットフォームに依存しない品質、実績に基づく信頼性を評価し、Informatica Platformを採用したという。

 具体的には、Informatica Platformのコンポーネントのうち、以下の製品を利用している。

・データ連携・統合を実現する「Informatica PowerCenter」
・データ品質を管理する「Informatica Data Quality」
・データ仮想化のための「Informatica Data Services」
・接続コネクタの「Informatica PowerExchange」
・非構造化データを変換する「Informatica B2B Data Transformation」

 同社は、PowerCenterを活用してERPをはじめとする業務システムやデータベースと連携し、グローバルな在庫情報をリアルタイムで管理/共有、シームレスな在庫流通を可能にしたほか、Data Qualityを用いて、プロファイリングによる既存データ資産の品質把握と、データクレンジングや名寄せによるデータ品質の改善を実現した。

 さらに、Data Servicesで複数システムに分散したデータを仮想統合。B2B Data Transformationの非構造化データ取り込み機能により、二重入力など非効率な作業の削減に成功している。

石井 一志