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NTT東日本、教育業界向けクラウド型学習プラットフォームサービス「ひかりクラウド スマートスタディ」

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、教育業界向けのクラウド型学習プラットフォームサービス「ひかりクラウド スマートスタディ」を11月13日より提供開始する。

教育機関ごとの主な利用シーン

 「ひかりクラウド スマートスタディ」は、学習塾や予備校、学校、カルチャースクールなどの学習環境のICT化に向けて、映像授業やライブ授業、電子教材の配信など、オンライン学習に必要な機能をワンストップで提供する。教育機関への提供のほか、自社ブランドでのサービス提供を希望するパートナー企業にもOEMで提供する。

 NTT東日本では、映像授業やライブ授業、電子教材により、受講生が自宅や移動中にタブレット端末やスマートフォンで学習するスタイルや、「アクティブ・ラーニング」を取り入れた授業手法が注目されるなど、教育分野でのICT活用がますます進展している状況を受け、さまざまな学習コンテンツの配信形態に対応したクラウド型の学習プラットフォームサービスとして「ひかりクラウド スマートスタディ」を提供する。

 サービスの利用により、教育機関は学習コンテンツを用意することで、生徒が保有するPCやタブレット端末、スマートフォンに簡単にコンテンツを配信でき、効率的で効果的な学習環境を手軽かつ安価に実現できる。

 サービスでは、受講者の学習履歴を統合的に管理し、受講者に合わせた指導に活用できる一元的な学習管理機能を提供。プラットフォーム上での受講者へのお知らせ掲示や掲示板機能による情報共有も行える。

 映像授業のための機能では、教育業界で要望の多い「倍速再生(オプション)」や「試聴ログ管理」に対応。遠隔地や自宅にいる受講者が生の講義を受講できる「ライブ授業」にも対応し、受講者からの質問にもリアルタイムに対応できる。

 テキストやプリントなどの教材はPDF形式で配信可能で、教材をタブレットなどで手軽に持ち運び可能。先生から受講者に対し、課題やテストを配信し、ペーパーレスによる省コスト化を実現する。

 利用料金(税別)は、基本利用料が1IDごとに月額100円、ビデオ授業利用料が配信流量1GBごとに月額75円、ライブ授業利用料が配信流量1GBごとに月額200円、学習ストレージ加算料がストレージ1GBごとに月額100円、ビデオ授業ストレージ加算料がストレージ1GBごとに月額150円。提供開始は11月13日。

三柳 英樹