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ユニアデックス、クラウドで会議を統合できる「Cisco CMR Cloud」を提供開始

 ユニアデックス株式会社は28日、シスコシステムズ合同会社のビデオ/Web/音声会議を統合したクラウドサービス「Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR) Cloud」を、同日より提供開始すると発表した。

 「Cisco CMR Cloud」は、Web会議クラウドサービス「Cisco WebEx」と、「Cisco TelePresence」をはじめとした各種ビデオ会議製品、一般電話やIP電話などの音声会議を統合するクラウドソリューション。利用者は、ビデオ会議の簡易さ、Web会議の多機能さ、高品位な臨場感と電話の手軽さを、その時々の利用シーンに合わせ選択でき、より多彩なワークスタイルに対応できるという。

 例えば、個別の打ち合わせは「Cisco CMR Cloud」のパーソナル会議機能で実施し、大人数の場合のみ会議室を利用する、といった効率的な会議室運用が可能になるほか、業務多忙のため会議室まで赴くことができないメンバーも、個人所有のスマートデバイスを使って、自席や外出先、遠隔地からネットワーク経由で会議に参加できるようになる。

 また、クラウドソリューションであるため、会議用の高価な機器を用意しなくても利用できる点がメリット。小規模から導入し、利用状況に応じて拡張していくことも可能で、柔軟な導入に対応する。

 端末側も、スマートデバイスからPC、専用会議端末まで、さまざまな端末に対応。専用会議端末は、標準プロトコル搭載であればCisco TelePresence製品だけでなく他社製ビデオ会議端末も接続できるので、メーカーごとに独立していたビデオ会議システムをセキュアに統合運用できるとした。

 ユニアデックスでは、社内に「Cisco CMR Cloud」のデモ体制を準備し、製品の拡販を進める考えで、「Cisco CMR Cloud」関連の販売、保守、導入支援サービスにより、今後3年間で30億円の売上を目指す。

石井 一志