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iPad向けペーパーレス会議システムのクラウド版を提供、社外からも利用可能に

 NTTデータ ジェトロニクス株式会社は20日、iPadを用いたペーパーレス会議システム「iMeeting」のクラウドサービスを開始すると発表した。

 iMeetingは、iPad(iPad、iPad mini、iPad Air)を利用したペーパーレス会議システム。iPadを利用して、サーバーに登録した電子ファイル資料を社内LAN経由で閲覧するため、用紙や印刷代、会議準備にかかる人件費や工数を削減できるほか、資料の印刷が不要なことから、参加人数が増えても会議準備に影響がない点もメリットという。また、会議資料の登録はファイルを選択して登録ボタンを押すだけで容易に行えるとのこと。

 従来は、オンプレミスにサーバーを設置するオンプレミス版を提供していたが、クラウド版を新たに提供することにより、新規にサーバーを構築したり運用管理したりすることなく、iMeetingが利用可能になった。クラウド版では、インターネット経由で接続するため、外出先からでもiPad上で資料を閲覧できるようになり、社内外問わず、iPadを利用した会議を行える。

 セキュリティ面では、ID/パスワードによる認証だけでなく、特定端末からのログインだけを許可する端末認証に対応。SSL通信による暗号化により、情報漏えいや改ざんを防止するとした。

 価格(税別)は、iMeetingクラウドシステム基本使用料(クライアント10アカウントの利用料含む)が年額40万円から、追加iMeetingクラウドクライアント利用料が年額2400円/クライアントで、追加は190クライアントまで対応する。

 なおNTTデータ ジェトロニクスでは、7月末までに新規契約したユーザーを対象に、追加iMeetingクラウドクライアント利用料を2割引にするキャンペーンを実施する。また、本番と同様のクラウド環境で事前に動作確認ができる無料トライアル(2週間)も用意するとのこと。

石井 一志