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“やよい軒”のプレナスとサイオス、飲食向けITシステムの合弁会社を米国で設立

 サイオステクノロジー株式会社と株式会社プレナスは18日、米国で共同出資により合弁会社「BayPOS, Inc」を設立すると発表した。プレナス海外店舗および一般飲食店舗向けに、ITシステムの開発や販売・保守などを展開するのが目的で、出資比率はサイオス49%、プレナス51%。設立は7月上旬を予定する。

 現在、プレナスグループが海外で展開する「やよい軒」(YAYOI)は、海外における和食ブームを反映して出店を拡大しているとのことで、サイオスおよびサイオスグループ各社が培ってきたオープンソースソフトウェア(OSS)、クラウド関連の技術開発力と、「やよい軒」「Hotto Motto(ほっともっと)」などを展開する、プレナスグループの飲食店事業運営の経験を結集し、海外の「やよい軒」(YAYOI)店舗向けに、戦略性の高いシステムを迅速に構築することを目指す。

 また、一般の海外飲食店舗向けに適用できる、汎用的な飲食店事業者向けITシステムの開発・拡販も図る。具体的には、店舗が顧客から認知を得るためのオウンドメディアやモバイルアプリなどの仕組みを提供するほか、予約、来店後のメニュー選びから、食事、会計、退店、その後のフォローまでを、ITを活用した一連の顧客体験として提供し、再来店を促進できるよう支援するとした。

 加えて、POSデータ連携、厨房内でのレシピの管理、スクリーン表示など、店舗運営に必要な仕組みを、さまざまなデジタル機器を組み合わせてトータルに提供するとのこと。

石井 一志