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NRIセキュア、特権IDアクセス管理製品に重要情報の持ち出し検知機能を追加

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は22日、特権IDを用いた情報システムへのアクセス管理を行うソリューション「SecureCube/Access Check」において、企業・組織が保有する重要情報の持ち出し検知・通知機能を搭載した新版「同 バージョン4.2」を提供すると発表した。

 SecureCube/Access Checkは、エージェントの導入が不要なプロキシサーバー型のアクセス管理製品。今回の新版では、取得した操作記録を自動分析し、重要情報の持ち出しを検知・通知する「重要情報検知オプション」を新たに提供する。

 このオプションを利用すると、事前に持ち出し申請したファイル名以外の情報がシステムから持ち出された場合に、管理者へメール通知を行える。また、システムから持ち出したファイルに重要情報(人名、メールアドレス、電話番号、郵便番号、住所、クレジットカード番号)が含まれる場合には、事前申請の有無にかかわらず、管理者にメール通知を行うことが可能とした。

 こうした機能によって、取得した膨大な操作記録の中から、疑わしい操作だけを効率的に確認できるようになるため、監査業務の負荷軽減や、重要情報の不正持ち出しの早期発見につなげられるとのこと。

 SecureCube/Access Checkのライセンス価格は、本体が290万円(税別)から、重要情報検知オプションが200万円(税別)。また年間保守費用は、いずれもライセンス価格の20%となっている。

石井 一志