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IoTプロトタイプ製作見積サイト「EstiMake」が始動

 株式会社CAMI&Co.は9日、IoTプロトタイプ制作見積サイト「EstiMake」をオープンした。

 EstiMakeは、見積の「Estimation」と製造するの「Make」を掛け合わせた造語。IoTプロトタイプを製作したいが、信頼できる製造業者を知らなかったり、価格が不透明で二の足を踏んでいたり、どれくらいの納期でできるかといった不安を抱える会社に対して、IoTプロトタイピングを支援する。

 同社によると、IoT製作には、インターネット、製造マネジメント、ソフト、ハード、無線関連知識が必要で、複数業者に見積依頼をすると時間やコストが膨大となってしまう。さらに横断的な総合知識がないと予算や納期などの制約がある中で最適解を得るのも難しいという。

 EstiMakeではそれら悩みを総合的に支援。IoT試作の見積に加えて、企画、デザイン、設計、開発、テスト、納品というプロジェクト全体をプロデュースする。

 さらに量産を見据えたコンサルティングとして、商品特性や予算、ボリュームに応じた工場選定や、通信国際法、保険、在庫リスク、保守管理体制などの検討も支援する。

 また、オープン・イノベーション・パートナーとして、大企業とスタートアップによる共同事業開発モデルであるコーポレート・アクセラレーターの運営を手がけるTBWA/HAKUHODO/QUANTUMとも連携。/QUANTUMのUXデザイナーやプロダクトデザイナーによる製品化支援も可能とのこと。

 事例として、リクルートテクノロジーズ アドバンステクノロジーラボの「Lilly」の試作を手がけた。Lillyはリストバンド型のデバイスで、スマホがカバンの中にあってもさまざまな通知が受け取れる「あなたとスマートフォンをつなぐ新しいアクセサリー」。このPM、企画コンサル、設計、デザイン、ハード製作、アプリ、ランディングページ・動画製作を担当したという。

Lilly紹介動画

川島 弘之