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NTTコムウェア、日本オラクルの人材管理製品「Fusion HCM」を提供

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は6日、日本オラクル株式会社と協業し、同社の人材管理アプリケーション「Oracle Fusion Human Capital Management(HCM)」の取り扱いを開始すると発表した。同時に、Oracle Fusion HCMを用いた「人材マネジメントソリューション」も提供開始する。

 NTTコムウェアでは、これまで日本オラクルのERPパッケージ「PeopleSoft」の国内導入を数多く手掛けてきたほか、長年にわたり、90社15万人を超えるNTTグループの人事システムを導入・運用してきた経験と、金融・製造・公共など幅広い業界へ人事システムを導入してきたノウハウを持つ。

 同社はそうした実績をベースに、Oracle Fusion HCMを活用することで、人材価値の最大化・組織強化を目的とした「採用」「育成」「評価」「後任計画」「人事データ分析」を実現するタレントマネジメントの導入をサポートし、企業独自の人材マネジメント実現を推進するとした。

 またOracle Fusion HCMは、使いやすさを追求しており、全従業員が活発に利用できるとのことで、正確な人事・タレント情報の収集が可能。世界中のデータをリアルタイムに入手し、分析・レポート機能を利用することにより、分析作業時間の短縮を実現するとした。また、入手した精度の高い分析結果をもとに、迅速で的確なリソース配置や事業展開が可能になるという。

 さらに、目指すキャリアに必要なスキルと従業員本人の持つスキルをレーダーチャートで可視化し、比較できる機能を利用すると、足りないスキルを正確に把握し、企業の経営戦略に沿う最適な人材に育成するための、適切なジョブアサイン、研修などを計画可能になる。また、全従業員の情報を世界中で一元管理すれば、社内に埋もれている人材の発掘、および海外グループを含んだ全社から、最適な人材の選定・配置を実現できるとしている。

 NTTコムウェアでは今後、顧客の要望にあわせて、クラウド、オンプレミス、もしくは双方の組み合わせによるOracle Fusion HCMの導入に対応するとともに、自社のクラウドサービス「SmartCloud」と組み合わせた、さらに高信頼なサービスの提供も進める考えだ。

石井 一志