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MS、Windows 10に生体認証機能「Windows Hello」を搭載

 米Microsoftは17日、次期OSの「Windows 10」に生体認証を利用したログイン機能「Windows Hello」を搭載すると発表した。

 Windows Helloでは、顔認証や虹彩認証、指紋認証といった生体認証により、Windowsへのログインが可能になり、パスワードを入力するよりも簡単で、より安全だとしている。

 指紋認証については、既存の指紋リーダーをサポート。顔認証と虹彩認証については特別なハードウェアとソフトウェアを用い、写真や偽装によるなりすましを防ぐため、赤外線技術を用いたカメラの利用が必要になるという。対応するカメラとしては、Intelの「RealSense 3D Camera(F200)」が挙げられている。

 また、IT管理者やソフトウェア開発者、Webサイト運営者向けには、サインイン機能を提供する「Passport」を発表。Windows 10ユーザーは、Passportに対応したソフトウェアやサービスを、生体認証やPINコードによる認証で利用できるようになる。

 Windows HelloとPassportは、いずれも希望するユーザーのみが利用する形となる。また、生体認証に関するデータはローカルのみに保存され、ネットワークを経由することはないとしている。

三柳 英樹