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アシスト、Postgres Plusを採用したデータベースの仮想アプライアンス

 株式会社アシストは5日、仮想データベースアプライアンス「DODAI-V(ドダイ・ブイ)」を提供開始すると発表した。

 アシストでは2007年から、データベース基盤構築に必要なハードウェア、ストレージ、データベースなどを事前設計し、実装した状態で提供する独自のデータベース・アプライアンスを「DODAIスタック」として提供してきた。

 今回発表されたDODAI-Vは、DODAIを仮想アプライアンスとして提供するもので、第1弾として米EnterpriseDBの「Postgres Plus」を採用した「DODAI-V for Postgres Plus」をラインアップする。Linux OS、クラスタソフトウェア、PostgresPlus Enterprise Editionを事前に設計、検証、実装させたOVF形式で提供するため、仮想環境やクラウド環境へファイルを配置するだけで、すぐにデータベースサーバーとして稼働させることができるという。

 また、サブスクリプションライセンスを適用できるPostgres Plusの採用により、仮想環境やプライベートクラウド環境が実現する柔軟なリソース管理に合わせ、臨機応変なデータベース投資を実現するとした。

 アシストの試算では、導入日数を従来工法の1/8に短縮できるほか、初年度の導入コストは従来比で1/2以下に抑えられるとのこと。さらに、技術的な問い合わせ窓口をアシストのサポートセンターに一本化できる点もメリットとしている。

 初年度提供価格は、4 vCPUコア(クラスタ構成)で266万円(税別)から。4月1日の提供開始を予定している。

石井 一志