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NRIセキュアと英Dysart、東京五輪におけるセキュリティ課題を解決へ

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)と英Dysart Solutions(以下、Dysart)は12日、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会におけるサイバーセキュリティ上の課題解決を共同で推進すると発表した。両社の「グローバルな事業活動の促進」と「提供サービスの品質向上」を目的として、2015年1月23日に合意した戦略的提携に基づくもの。

 Dysartは、2012年のロンドン五輪でサイバーセキュリティ対応の責任者を務めたオリバー・ホーア氏が設立した情報セキュリティの専門企業。

 両社は戦略的提携プログラムに基づき、(1)2020年東京五輪に関連するサイバーセキュリティ上の課題を解決するためのコンサルティングなどを共同で提案・実施。(2)両社のプロジェクトにおいて、相互にチームメンバーとして参画し、(3)両社の既存顧客に対して、相互にサービスの提供やアドバイスを提供する。

 これらに加え、NRIセキュアが提供するマネージドセキュリティサービスなどとDysartの知見を生かして、多国籍重要インフラ企業や政府組織が抱えているサイバーセキュリティに関する課題を共同で解決していくことも検討する予定。

 両社は相互支援関係を築き、安全・安心な情報システム環境の実現をめざすとしている。

川島 弘之