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ノキアネットワークス、PSNの無線ネットワーク事業の統合を完了

 ノキアソリューションズ&ネットワークス株式会社(以下、ノキアネットワークス)は5日、パナソニック システムネットワークス株式会社(以下、PSN)から譲り受けたキャリア向け無線ネットワーク事業について、統合を完了したと発表した。

 この事業統合は、2014年10月6日に締結された事業譲渡契約書に基づいて行われたもの。ノキアネットワークスが譲り受けたのは、携帯電話キャリア向けの携帯電話(LTE/3G)無線基地局システム、および応用無線機器(光・無線中継装置)システムの両事業で、事業統合に伴い、これらの事業に属する固定資産および各種取引関係などはノキアネットワークスに移管された。また、当該事業に従事するPSNの社員300人以上がノキアネットワークスへ転籍している。

 ノキアネットワークスでは今回の事業統合により、製品開発期間の短縮、品質管理技術の向上といった製品開発および研究開発の強化と効率化を図るほか、基地局システムや応用無線機器市場における事業も強化したい考え。さらに、同社のモバイルブロードバンド分野における経験と技術を生かして、国内キャリアの国内外における事業展開をより一層支援するとしている。

石井 一志