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ソフォス、UTMアプライアンスを拡充~小規模向けから大規模向けまで

 ソフォス株式会社は15日、UTM(統合脅威管理)アプライアンス「Sophos SGシリーズ」の小規模および大規模向けモデルとして、新たに10製品を発表した。同日より順次出荷開始する。

 「Sophos SG シリーズ」は、ファイアウォール、ウイルス対策、IPS、迷惑メール(スパム)対策、メール暗号化、DLP(情報漏えい対策)、Webフィルタリング、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)などのセキュリティ機能を統合して提供するアプライアンス。2014年6月に6製品を発表していたが、今回、小規模システム向けのSophos SG 105/115/125/135の4製品と、その無線LAN搭載モデルSophos SG 105w/115w/125w/135w、大規模システム向けのSophos SG 550/650を新たにラインアップした。

Sophos SG 105
Sophos SG 650

 小規模システム向けの各製品は、デスクトップ型のコンパクトな筐体で、従業員10名~30名程度の小規模な企業、支社・支店、自治体の出張所などでの利用に適している。特にSophos SG 105/115の2モデルは、ファイアウォール、IPS、Webフィルタリング、メール暗号化など、小規模システムに最低限必要な機能を一括で提供する専用の年間ライセンス「ベーシックガード」との組み合わせにおいて、10万円を切る価格で提供されるとのこと。

 また、3本のアンテナを標準搭載した無線LAN搭載モデルを利用すれば、別途ルータを設置することなく、セキュリティアプライアンス兼無線LANアクセスポイントとしての利用が可能という。

 一方で大規模システム向けのSophos SG 550/650は、2Uラック型の筐体で提供され、全国に支社・支店を展開する大企業、通信キャリア、データセンター事業者、クラウド事業者などに適した製品である。

 ネットワークインターフェースはモジュラー式で、Sophos SG 550はモジュールを最大3個(24ポート)、Sophos SG 650は最大4個(32ポート)まで拡張可能。ファイアウォールスループットは、Sophos SG 550で40Gbps、最上位機種となるSophos SG 650では60Gbpsを発揮できる。

 参考価格例は、Sophos SG 105が9万2300円(税別)から、Sophos SG 115が12万6400円(税別)から、Sophos SG 135が22万7800円(税別)から、Sophos SG 650が432万5200円(税別)から。Sophos SG 105とベーシックガードの組み合わせでは、9万5300円(税別)となる。

 なお、Sophos SG 105w/115w/125w/135wは12月の出荷開始を予定しており、価格は現時点では未定とのこと。

石井 一志