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センサーデータ収集・活用基盤「SensorCorpus」検証プログラムが開始

 株式会社インフォコーパスは24日、センサークラウドサービス「SensorCorpus(センサーコーパス)」の検証プログラムを開始した。

 SensorCorpusは、さまざまなセンサー情報を集約・管理・活用できるクラウド基盤。ユーザーはセンサーやゲートウェイからデータを簡単にクラウド上に送信し、ビジュアルでの表示やダウンロードが行える。

 今回の検証プログラムは、SensorCorpusの試験・実証が行えるもの。9万円と有償ではあるものの、自社でシステムを所有することなく、簡単にセンサーデータの試用が可能となる。

 特徴は、セキュアなセンサークラウド基盤を迅速に用意し、各種センサー、さまざまな測定データを集約・活用できる。測定データ閲覧用のダッシュボードも提供される。

SensorCorpus 分析画面の例

 検証期間は6カ月間。接続センサー数は最大50台まで。接続ゲートウェイ数も最大50台まで。データ総流量の制限は1.8MB/h。転送プロトコルはHTTP/REST形式。データ入力形式はJSON/CSV。出力形式はCSV。利用料は1口9万円(税別)。仮にセンサー50台で利用する場合、1台あたり月額300円(税別)で済む計算。

 検証後に本サービスとして使い続けることも可能。その場合も、価格はほぼ同程度となる見込み。ただ、接続センサー数上限などの条件は、このプログラムの結果を見て、調整・最適化していく考え。

 インフォコーパスでは、農場、工場、物流、小売、ヘルスケアなどの分野へ訴求し、同プログラムのセンサー接続数として初年度累計1万台を目指す。

川島 弘之