デル、中堅・中小向けに「総合ITサポート」「DaaS」月額サービス

　デル株式会社は、中堅・中小企業のIT環境をトータルサポートする「デル オフィスサポートプロ」とデスクトップ仮想化サービス（DaaS）を7月28日から提供する。

　いずれも「Dell Solution Square」の月額サービスとして提供する。Dell Solution Squareは、デルとビープラッツが共同で運営する月額SaaS提供プラットフォームで、「くらしと仕事にワンストップITソリューション」を提供することを目的に、法人・個人の顧客へ延長保守からセキュリティ、モバイル管理などの管理サービスを提供している。

　デル オフィスサポートプロは、オフィスIT機器の使い方相談や、故障・不具合などのトラブルが発生した際に電話・遠隔操作で支援する総合ITサポート。NTT東日本との協業により実現。月額型デル オフィスサポートプロはビープラッツからの提供となる。

　サービス内容は「ヘルプデスク」「IT管理サポート」「トラブル対策」の3種類。

　「ヘルプデスク」では、業務で利用するOS、Microsoft Office、Adobeなどビジネスソフトの操作を分かりやすく教える。リモート操作による操作説明にも対応。日々の業務に即した支援を受けられるため、社内研修を削減できるとしている。

　サポート対象機器はNTT東日本製品、および日本国内でサポートを受けられるメーカー製品。価格は月額3500円（税別）/月。契約台数が30台を超える場合は、月額800円（同）/月となる。

　「IT管理サポート」では、企業に求められるセキュリティを確保し、機器管理を対象としたIT管理サポートツールを提供する。具体的には、セキュリティポリシーに合わせてOS、ブラウザ設定、特定ソフトや記録装置の使用を制限する「PCセキュリティの一括管理」、およびネットワーク接続機器をマップ表示し、各ハードウェアの情報やソフトウェアのバージョン情報などを自動収集する「社内ネットワークのモニタリング」を提供する。

　「トラブル対策」では、IT機器やソフトウェアにトラブルが発生したに、専任オペレータがサポート。PC、ルータ、プリンタなどの面倒な初期設定もリモート操作で代行してくれる。

　価格は以下の通り。

　一方のDaaSサービスは、インテリジェントウィルパワーと協業により提供する。サーバー運用はクラウド側で行うため、ユーザーは煩わしいサーバー管理業務から解放される。用途としては、「業務データを社内で保管しないセキュアオフィス」「BCPのための在宅リモートアクセス」「BYOD向けのモバイルアクセス」「XPやレガシーアプリケーションからの移行」などを挙げる。

　価格は個別見積もり。