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リコー、簡単に利用できる中小企業向けクラウドバックアップ

 株式会社リコーは18日、ITサービス総合メニュー「ITKeeper」のラインアップに、中小企業向けのデータバックアップサービス「クラウドサービス for 簡単バックアップ」を追加すると発表した。7月22日より販売開始する。

 「クラウドサービス for 簡単バックアップ」は、ユーザー企業の重要なデータをクラウド環境へ自動バックアップするサービス。ビジネスで一般的に使われるファイルを「バックアップセット」として自動的にバックアップ対象にするほか、PCの稼働状況を自動検知し、最適な時間にバックアップを自動実行する機能などを備えており、ユーザーが簡単に利用できるような工夫が凝らされているという。

 また、社内PC全体のバックアップ取得状況は、専用サイトから確認可能で、バックアップ取得状況を可視化することにより、障害時にバックアップができていなかった、といったトラブルを防止できるとのこと。

 バックアップデータは海外のデータセンターを利用。暗号化した上で複数サーバーに分散保管される。過去90日間にバックアップしたデータは容量無制限で保管され、PCでファイルを誤って削除してしまった場合でも、そこから復旧できるとした。

 さらに、ヘルプデスクサービスと監視・通知サービスもワンパッケージになっているほか、オプションとしてオンサイト導入サービスも提供される。

 価格は、初期費用が1万2000円、月額利用料金が10GBで2400円(税別)から。契約容量は複数のPCで共有できるので、効率的な利用が可能だ。

 なおリコーでは、月間1000社へ販売を目標としている。

石井 一志