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NECネクサ、Windows Server 2003からの移行支援サービスを提供

 NECネクサソリューションズ株式会社(NECネクサ)は11日、Windows Server 2003の延長サポート終了に伴い、移行作業をトータルに支援する「Windows Server 2003移行サービス」を発表した。同日より提供を開始している。

 「Windows Server 2003移行サービス」は、日本マイクロソフトによるWindows Server 2003のサポート終了が迫っていることを受け、最新環境へのシステム移行を計画する企業を支援するサービス。

 具体的には、まず、既存環境を調査し移行方針の決定を支援する「無償移行診断」を実施する。このサービスでは、専用ツールを用いてサーバーのハードウェア環境、稼働OS、ソフトウェアの情報を収集し、移行推奨プランのアドバイスを行うという。

 移行先としては、オンプレミス環境からさまざまなクラウドサービスまで、さまざまな基盤をユーザーニーズに応じて提供可能。仮想環境が構築されたユーザー企業専用のサーバーを提供する「専用仮想化ホスティングサービス」も用意しており、既存環境を考慮した柔軟なシステム移行に対応する。

 加えて、移行後システムの安定稼働を支援するため、サーバーやシステムの状態を監視するサービスや、操作問い合わせ・障害切り分けの対応を行う「ヘルプデスクサービス」などをラインアップし、継続したサポートを提供するとのこと。

 価格は、システムやサービスの構成によってさまざまだが、仮想化ホスティングサービスSTANDARDとPC10台のヘルプデスクサービスを組み合わせた場合で、月額5万4700円(税別)。NECネクサでは、「専用仮想化ホスティングサービス」を9月末までに申し込んだユーザーに対して、月額利用料金を最大3カ月間無償とするキャンペーンも実施する。

石井 一志