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国内DBMS/ミドルウェア市場は今後も順調に成長、ビッグデータとクラウドが追い風

IDC Japan調査・予測

国内DBMS/ミドルウェア市場規模予測:2013年~2018年(出典:IDC Japan)

 IDC Japan株式会社は2日、国内DBMS(Database Management Systems)/ミドルウェア市場予測を発表した。それによると2013年の同市場は、前年比7.0%増の3808億円になったという。

 国内DBMS/ミドルウェア市場は、構造化データ管理ソフトウェア市場、アプリケーションサーバーミドルウェア市場、インテグレーション/プロセスオートメーションミドルウェア市場の各市場で構成されており、2013年の売上額は、それぞれ2375億2700万円(前年比7.1%増)、830億3100万円(同7.4%増)、602億7100万円(同5.8%増)。2012年に比べ企業の投資意欲が活性化していること、またビッグデータ関連ビジネスが盛り上がったことなどの影響で、市場は好調に推移した。

 なお、今後はビッグデータ活用という企業のデータ活用基盤に対する需要の増大と、クラウドの活用によるアプリケーション開発/運用の効率化という二つの大きな要因により、2013年~2018年のCAGR(年間平均成長率)は6.1%と、高い水準での成長を予測。2018年の市場規模は5119億円になると、IDC Japanでは見込んでいる。

石井 一志