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NEC、最短1日で導入できる基幹業務向け垂直統合型システム

 日本電気株式会社(以下、NEC)は16日、中堅・中小企業向けERPソフト「EXPLANNER(エクスプランナー)」を搭載したアプライアンスサーバー「EXPLANNER アプライアンスサーバ」を発表した。垂直統合型システム「NEC Solution Platforms」のラインアップとして、同日より販売開始する。

 「EXPLANNER アプライアンスサーバ」は、OS、データベースに加えてEXPLANNERの会計・給与機能などを搭載し、あらかじめ動作環境の最適化と動作検証を行ったアプライアンス。仮想化技術を活用して、アプリケーションサーバーとデータベースサーバーを1台の物理サーバーに集約している。

 また、ターミナルサーバーの技術を利用しているので、クライアントPCにソフトをインストールすることなく、複数のPCから、仮想デスクトップ環境で基幹業務システムの利用を可能にした。

 こうした特徴により、導入時の作業が最小限に抑えられ、従来は2週間程度必要だった導入期間を、最短1日に短縮できるとのこと。

 価格は、「会計基本モデル」が214万円(税別)から、「会計+手形+EXモデル」が294万円(税別)から、「会計+債権+債務モデル」が414万円(税別)から、「給与+個人情報モデル」が234万円(税別)から。いずれも5月中旬の出荷開始を予定する。

 NECでは今後、EXPLANNERの販売管理・生産管理・ワークフローなどの各種機能、サーバー、プリンタなどの各種周辺機器を組み合わせて、あらかじめ動作検証を行った専用システムの提供を検討する考え。今回の新製品については、今後3年間で300社への提供を目指すとしている。

石井 一志