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ブリスコラとIIJ、クラウド型M2Mプラットフォーム分野で協業

 株式会社ブリスコラと株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は25日、クラウドを活用したM2M分野において協業すると発表した。

 ブリスコラはセンサーを活用したクラウドプラットフォーム設計・開発の経験とノウハウを生かし、「IIJ GIO」のクラウド基盤上でM2Mプラットフォームを構築・提供。IIJはIIJ GIOからM2M用途に特化したモバイルデータ通信サービスまで、インフラ環境を一括で提供する。それぞれの強みとクラウドの利点を最大限に生かした協業を通じて、顧客への迅速なクラウド型M2Mシステムの構築・運用を支援するとしている。

 協業の第1弾として、アサヒ電子株式会社が2013年10月から進める「高効率ソーラー発電システム・モニタリングデータクラウド実用化研究開発」において、太陽光モニタリングシステムの実証実験環境を構築した。同研究開発では、太陽光発電をマネジメントするシステムを低コストで構築し、発電効率の最適化と複数の発電事業者のモニタリングを目指している。

 実証実験では、ブリスコラが太陽光パネルに取り付けた「Neoale」(太陽光発電用モニタリングセンサー)の情報を収集・監視するシステムを構築し、IIJがシステム基盤としてIIJ GIOおよびネットワーク環境を提供。2014年7月の本稼働を目指し、準備が進められている。

 ブリスコラは今後、同モニタリングシステムをエネルギー分野のM2Mオープンプラットフォームとして展開する予定ともしている。

川島 弘之