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TOKAI Comがオラクルのネットワーク仮想化製品を採用、自社サービス強化へ

 日本オラクル株式会社は9日、株式会社TOKAIコミュニケーションズが、日本オラクルの仮想ネットワーク製品「Oracle Virtual Networking」の仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」を採用したと発表した。導入作業は、TOKAIコミュニケーションズのシステムを総合的にサポートしているCTCが担当している。

 TOKAIコミュニケーションズでは2011年に、仮想サーバーやファイルサーバーなどのプラットフォームサービスを提供する基盤の一部において、最大1000台の物理サーバーに対応できる「Oracle Fabric Interconnect」を採用。また、クラウドサービスを提供する基盤の拡張に向け、2.3Tbpsの帯域を備えたInfiniBandスイッチ「Sun Data Center InfiniBand Switch 36」を導入し、「Oracle Fabric Interconnect」と連結させて、各サーバー間、ストレージやネットワークとの接続を束ね、接続構成を柔軟に変更可能なネットワーク仮想化環境を構築しているという。

 なおTOKAIコミュニケーションズでは、「Oracle Fabric Interconnect」の稼働にあたり、InfiniBandスイッチと連携して高速化・大容量化を実現できること、クラウドにおける仮想化環境の実現により、予測困難なトラフィック増減に対しても十分な帯域を確保できること、シンプルな結線によりケーブル本数が70%減少することなどを高く評価したとのことだ。

石井 一志