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テレビ映像にスマホかざして“新しい買い物体験”、ジャパネットたかた

 富士通株式会社は5日、株式会社ジャパネットたかたが新しいメディアミックス型サービスを導入したと発表した。通信販売番組(専門チャンネル)である「ジャパネットチャンネルDX」において、視聴者はテレビにスマートデバイスをかざすだけで商品紹介サイトにアクセス可能となり、新しい買い物スタイルを楽しめる。12月4日より運用が開始されている。

 ジャパネットたかたが導入したのは、富士通研が開発した映像媒介通信技術を用いたサービス。映像に人間の目には分からない信号情報を埋め込み、視聴者が専門チャンネルを流すテレビにスマートデバイス内蔵カメラをかざすだけで、埋め込まれた付加情報を簡単に受け取れる。信号情報はリアルタイムに埋め込めるため、これまで難しかった生放送番組に対応するという。

 また、視聴者に負担なく簡単にWebサイトに誘導する仕組みとして、スマートデバイスアプリ「ジャパネットアプリ」を開発。そのメイン機能として「テレビにかざして買い物カメラ機能」が搭載される。視聴者はこのアプリを自分のスマートデバイスにインストールして利用する。ジャパネットたかたの専門チャンネル映像から取り込んだ情報であることと、「ジャパネットアプリ」からの通信であることをクラウド上で認識した上で、正しいWebサイトへ誘導する仕組みも備える。

「テレビにかざして買い物カメラ」

 ジャパネットたかた 取締役副社長の髙田旭人氏は「テレビとインターネットのメディアミックスをより進化させる。特に『テレビにかざして買い物カメラ機能』により、カメラを使って簡単にお買い物していただけるようになり、お客さまに新しい購入体験と感動をお届けすることができる」と述べている。

川島 弘之