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リコー、Notes/DominoからSharePointへの移行診断サービス

 リコージャパン株式会社とリコーIT ソリューションズ株式会社(以下、リコーITS)は28日、IBM Notes/DominoからSharePointへの移行診断を行う「Notes DB 移行診断サービス」を、12月3日より提供開始すると発表した。リコーITSが提供している「グループウェアリフォームサービス」の新メニューとして、リコージャパンの販売網を通じ、首都圏、関西、中部の各地域で販売する。

 「Notes DB 移行診断サービス」は、Notes/Dominoのデータベース(以下、Notes DB)の現状を調査し、その結果をもとに、SharePointへの移行手段の判定、移行時のコスト規模算出、移行計画立案などを行うサービス。移行難易度に応じた移行手段を判定・提案するため、ユーザー企業は、移行における課題や移行時に発生する作業・コストを定量的に評価して、移行の効果や妥当性を迅速に判断できるという。

 実作業では、テンダが提供するNotes DBの自動解析ツール「Composer Analyzer Tools」を活用して、Notes DBの設計情報を自動解析し、移行の参考概算費用を算出。リコーグループが培ってきた、グループウェアやワークフローシステムでのノウハウを生かして、精度の高いレポートを顧客に提示するとのこと。

 価格は、診断対象となるデータベース数によって異なり、データベース数が100の場合で80万円(税別)から、500の場合で180万円(税別)から、1000の場合では270万円(税別)からとなる。

 リコーとリコーITSでは、この新サービスによりグループウェアリフォームサービスの強化を図り、2016年までの3年間でIBM Notes/Domino関連ビジネスについて、100億円の売り上げを目指すとしている。

石井 一志