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NTTデータ、金融向け営業支援サービスでタブレットアプリを拡充

 株式会社NTTデータは25日、金融機関向け営業支援サービス「CONTIMIXE(コンティミクス)クラウド」上で提供する、Androidタブレット端末向けの営業支援アプリケーションを拡充すると発表した。今回は、各種のローンシミュレーションや投資信託商品の説明支援などができる3つのアプリケーションを追加している。

 「CONTIMIXEクラウド」は、SaaS型で提供する金融機関向けの営業支援サービス。Android端末に向けて、パンフレットや動画などのコンテンツ配信・閲覧アプリケーション、教育資金・住宅資金など、ライフステージにおける資金ニーズの統計情報を提供するアプリケーションなどを提供してきた。

 今回はさらに、ローン商品の利率・手数料などの情報をあらかじめ登録でき、実際の商品に合わせたシミュレーションが行える「ローンシミュレーション」、最新ファンド情報の提供やファンド比較により顧客への説明をサポートする、投資信託商品説明支援アプリケーション「W@Mタブレット」、顧客が保有するファンドに基づいたシミュレーションにより、分散投資効果が得られる可能性のあるファンドを抽出・表示する資産運用診断ツール「ポートフォリオ+1」の、3つのアプリケーションを追加した。

ローンシミュレーションの画面イメージ

 なおNTTデータでは、今後も自社でアプリケーションの拡充を続けるほか、追加アプリケーションの検討・選定とラインアップ追加を加速させるため、アプリケーション提供を希望する開発ベンダーから広く提案を募集するとのこと。

 また、これまでの信用金庫向けの販売に加えて、2013年11月より地方銀行向けに試行サービス提供を開始しており、12月より販売を開始。将来的には金融機関以外にも提供を検討するとしている。

石井 一志