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ネットギア、デスクトップ型と同じOSを採用したラック型ユニファイドストレージ3製品

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は25日、ストレージ「ReadyNASシリーズ」において、NASとiSCSI SANに対応したラック型のユニファイドストレージ3製品10モデルを提供すると発表した。2Uサイズで12スロットを持つ「ReadyNAS 4220」「ReadyNAS 3220」と、1Uサイズの4スロットモデル「ReadyNAS 2120」を11月26日に発売する。

ReadyNAS 4220
ReadyNAS 2120

 今回発表された新製品は、独自OS「ReadyNAS OS 6」を搭載し、デスクトップ型のReadyNASとも共通する最新の独自OS「ReadyNAS OS 6」を搭載し、iSCSI機能をサポートしたラックマウント型ユニファイドストレージ。回数無制限のスナップショット機能やリアルタイムアンチウイルス機能を備えるほか、ボリュームベースの暗号化機能により、データを書き込む際にリアルタイムでデータを暗号化できる。

 また独自の「X-RAID」テクノロジーを搭載し、ボリューム増設時にデータの再配置、最適化を自動で実施。インスタントプロビジョニングにより、常にデータを保護できる状態に保つという。保証面では、HDDを含めた5年間の保証を提供するとのこと。

 新製品のうち最上位の「ReadyNAS 4220」は、HDDスロット×12を備えたラック型ストレージで、本社オフィス、ハイパフォーマンス仮想化環境などを想定した製品。クアッドコアXeon(3.3GHz)、8GB ECCメモリ、10GBASE-Tポート×2を備え、高速データトラフィックにも対応できるという。また、Gigabit Ethernet(GbE)ポート×4とeSATAポート×2も搭載するほか、ホットスワップ可能な冗長電源にも対応した。HDDが2TB/3TB/4TBの3モデルが用意されており、価格は、2TB×12のモデルで189万円から。

 「ReadyNAS 3220」もHDDスロット×12を備えたラック型ストレージだが、CPUがにデュアルコアCore i3(3.3GHz)、メモリが4GB(ECC)に変更されている分、価格を抑えて提供する。対象は中・大規模オフィス、リモート/ブランチオフィス、仮想化環境などを想定し、こちらでもホットスワップ対応の冗長電源を利用可能。インターフェイスはGbEポート×4とeSATAポート×2を備える。モデルは、HDDが2TB/3TB/4TBの3モデルが用意され、価格は、2TB×12のモデルで157万5000円から。

 「ReadyNAS 2120」は、HDDスロット×4を備えた薄型のラック型ストレージで、小規模オフィスやリモートオフィスでの利用を想定するが、シンプルな仮想化環境での利用にも対応し、vSphereおよびHyper-Vの認証も取得済みという。CPUはデュアルコアのArmada XP(1.2GHz)、メモリは2GBで、インターフェイスはGbEポート×2とeSATAポート×2を搭載する。ラインアップには、HDDが1TB/2TB/3TB/4TBの4モデルが用意され、価格は1TB×4のモデルで32万5500円から。

石井 一志