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Pacemaker・Heartbeat・DRBDを組み合わせたHA製品、SRA OSSが発売

 SRA OSS日本支社は20日、PostgreSQLをベースにしたデータベース製品「PowerGresファミリー」において、「Pacemaker」「Heartbeat」「DRBD」を組み合わせたHAソリューション「PowerGres HA Pacemaker版」を発売した。

 同ファミリーのHAソリューションとしてはすでに「Lifekeeper版」、「CLUSTERPRO版」があり、今回が第3弾となる。初めてオープンソースのHAクラスタソフトを採用し、「安価に」「手軽に」高可用性を実現できるとしている。

 「Pacemaker版」では、HAクラスタソフト「Pacemaker」、死活監視ソフト「Heartbeat」、分散ストレージシステム「DRBD」をSRA OSSがパッケージングし、インストールを簡単にした。「PowerGres Cluster Manager」が同梱し、2つのコマンドを実行するだけでノードの設定、コミュニケーションパスの作成、各リソースの作成、ミラーリング設定、データベースクラスタの初期化といった複雑な設定が行える。また、IPMIに対応したデバイスを搭載したサーバーであれば、STONITHによるスプリットブレイン対策も簡単に設定できるという。

 動作環境は、Intelx86、AMD 64およびIntel 64アーキテクチャのCPU、Red Hat Enterprise LinuxおよびCentOSの5.7以降/6.0以降、512MBメモリ(1GB以上推奨)、500MB以上の空き容量。価格は、基本2ノード構成が105万円(初年度サポート込み)から。

川島 弘之