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ライムライト、CDNプラットフォーム「Orchestrate」をアップデート

 ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社は14日、CDNプラットフォームの新バージョン「Limelight Orchestrate V2.5」の販売を開始した。

 Orchestrateは、コンテンツ配信技術とサービスの統合スイートを中心としたプラットフォーム。

 新バージョンでは、配信ネットワーク「Orchestrate Content Delivery」の改善により、サイト訪問者の待ち時間を短縮。第三者期間の調査によると、サイト訪問者の待ち時間は88%短縮したという。

 さらに配信を高速化する「Orchestrate Performance」ではエンド・ツー・エンドにおいて更なる最適化を実現。エンドユーザーへの動的ウェブコンテンツの配信スピードは、同様の機能を実装していないCDNと比較して最大8倍、40~65%高速化した。

 また、機能拡張により待ち時間や特定ブラウザーにおけるウェブページのロード時間を短縮。動画配信プラットフォーム「Orchestrate Video」に搭載した「Zero-Time-to-Publish機能」では、API経由でのアップロードにより、ファイルのアップロード直後のプレイバックを可能にし、速報や発表などを即座に配信できるとしている。

 ネットワークインフラについても増強し、世界中に数百台のサーバーを追加することで、2Tbps以上の容量強化を実現。ストレージサービスの「Orchestrate Cloud Storage」では、ポリシー設定機能の強化によりメディアをコピーする数量や保存場所を制御し、ファイルとオブジェクトの保存期間を指定することを可能にした。

三柳 英樹