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ネットギア、PoE対応のGbEスイッチ4製品~全ポートPoE+対応の16ポートモデルも

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は23日、PoE/PoE+に準拠したGigabit Ethernet(GbE)スイッチを発表した。今回提供されるのは、PoE対応ポートが16ポートのデスクトップスイッチ「GS516TP」と、24ポートのラック型「GS728TP」「GS728TPP」、48ポートのラック型「GS752TP」、計4製品。いずれも同日より販売開始する。

 新製品のうちGS516TPは、ほかのPoE機器から受電した電力をほかの機器へ中継する「PoEパススルー」に対応したスマートスイッチ。(15、16番ポート)を通じてほかのPoE給電機器から電源供給を受けつつ、同時に、1~8番ポートのPoE給電機能により、無線LANアクセスポイントやIPカメラといった機器へ電力を供給できる。このため、従来のPoEスイッチだけではケーブルが届かない場所にある機器に対しても、GS516TPを間に挟むことで、電源の供給が可能になるとしている。

 インターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16を搭載し、最大供給可能電力は76W(パススルー時は22W)。価格は7万8000円(税別)。

 GS728TPとGS752TPは、それぞれ24ポート、48ポートの1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを備えるGbEスマートスイッチ。両製品とも、これらのポートがすべてPoE給電に対応するほか、8ポート分がPoE+に対応しており、より多くの電力を必要とするPoE機器にも電力を供給できるという。

 また、SFPスロットを4基搭載しているので、光ファイバーでのアップリンク接続にも対応可能とした。最大供給可能電力はGS728TPが192W、GS752TPが384Wで、価格はそれぞれ10万円(税別)と18万円(税別)。

 最後のGS752TPは、全ポートがPoE+給電に対応可能なGbEスマートスイッチ。1ポートあたり最大30W、全ポート合計で384Wまでの電力を同時に供給できる。またこの製品もSFPスロットを4基搭載しているため、光ファイバーでのアップリンク接続に対応できるとのこと。

 価格は15万円(税別)。

 なお、全製品共通で、PoEスケジュール機能により、給電のスケジュール管理が可能
機能により、VoIPトラフィックをほかのデータから自動的に保護する「Auto ボイスVLAN」、Pカメラの監視データをほかのデータから自動的に保護する「Auto ビデオVLAN」、給電のスケジュール管理に対応した「PoEスケジュール」といった機能に対応。スタティックルーティング、VLAN間ルーティングや、IGMP/MLDスヌーピング、IPv4/IPv6 の両方に対応可能なQoS、ダイナミックVLANなどの機能も備えた。

石井 一志