音声付きEPUBコンテンツを手軽に作成できる「ボイスソムリエ ネオ」新版

　株式会社日立ソリューションズ・ビジネスは18日、汎用知的音声合成システム「ボイスソムリエ ネオ」において、EPUB形式のデジタルコンテンツに読み上げ音声を付加できる新版「Ver.1.6」を発売した。出荷は9月20日より。価格は、合成した音声の商用利用不可モデルが14万4900円から、商用利用可モデルが45万9900円から。

　ボイスソムリエ ネオは、簡単な操作でアナウンスやナレーション音声を作成できる汎用知的音声合成システム。新版では、EPUB形式のデジタルコンテンツから音声データと制御情報を自動生成し、音声付きEPUBコンテンツを手軽に作成できる機能を搭載した。

　ボイスソムリエ ネオでEPUR形式のファイルを読み込むと、EPUBコンテンツ内のテキスト情報が抽出される。その中から音声を付けたいテキストを指定し、EPUB出力すると、音声データと制御情報が生成される。作成された音声付きEPUBコンテンツは、タブレットやスマートフォン、PC上で利用可能な音声再生に対応したリーダーソフト（AppleのiBooksなど）で利用できる。

　このほか、従来の無圧縮（リニアPCM形式WAV）ファイルに加え、新たに圧縮方式（AAC-LC形式）での音声ファイル保存が可能になった。無圧縮に比べて音声ファイルのサイズを最大1/10程度に圧縮できるため、ダウンロードサイズが小さくなり利用しやすくなる。