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アシスト、Windows・Linuxサーバーのログ管理負荷を軽減する「ログレポートキット for OS」

 株式会社アシストは16日、統合ログ管理システム「Logstorage」を活用し、Windows/Linuxサーバーに蓄積されたOSログの管理負荷軽減などを実現する「ログレポートキット for OS」を発表した。同日より提供開始する。

 Logstorageは、インフォサイエンスが開発している統合ログ管理システム。PC、サーバー、ネットワーク機器などが出力するログを、機器、アプリケーションの種類、フォーマットを問わずに統合的に一元管理することができる。

 アシストではこのLogstorageを活用し、「JP1」「CA ControlMinder」をはじめとする取り扱い各製品からログ情報を自動収集した上で、ログを検索・集計しやすいフォーマットに成形して、さまざまな監査要件にも対応可能なレポートを標準で出力できるレポート・テンプレートを付属した「ログレポートキット」を提供している。

 今回は、このシリーズのラインアップに、WindowsおよびLinuxサーバーのOSログの管理負荷軽減を実現するとともに、PCI DSSや監査対応などで利用可能なレポート機能を短期間で実装できる「ログレポートキット for OS」を追加した。

 具体的には、Windowsサーバーのイベントログ、Linuxサーバーのwtmpログを自動収集し、Logstorageの独自圧縮技術で長期間の保存を実現する。また、アシストが用意した付属レポートテンプレートにより、PDF、HTML、CSVなどの形式で日次、週次、月次レポートを定期的に自動作成するとのこと。このレポートでは、ログオン履歴、ログアウト履歴、リモートからのログオン履歴、ユーザー別、サーバー別のログオン/ログアウト履歴などを参照できる。

 最小構成時の価格は、集計モジュール、レポートモジュール、ログ収集対象ライセンス5台分を含むLogstorage Workgroup版のライセンスが115万円(税別)からで、初年度保守費用23万円(税別)も必要となる。さらに、設計、導入作業、トレーニングといった支援サービスの費用は別途見積もり。

石井 一志