ニュース

岡山市、国民健康保険・国民年金システムなどの外部委託事業者に日立を選定

 株式会社日立製作所(以下、日立)は17日、岡山市の次期国民健康保険・国民年金システム、および共通基盤システムの構築・保守等包括外部委託において、日立が委託事業者に選定されたと発表した。

 岡山市では、基幹システムを全体最適の視点で見直し、事務処理の効率化や運用コスト削減を実現する「基幹業務システム最適化事業」を推進しているが、次期国民健康保険・国民年金システム、ならびに共通基盤システムにより、長年にわたるシステム改修を経て構造が複雑化した現行システムの最適化を図る。

 次期国民健康保険・国民年金システムには、日立の住民情報システム「コミュニティパートナー/AD」を適用。各システムはプライベートクラウド型となり、庁外の堅牢なデータセンター内に設置されたシステムを、庁内からセキュアなネットワーク経由で利用する。なお、政令指定都市がクラウド型の基幹業務システムを導入するのは、全国でも先進的な取り組みになるという。またクラウド化によって、災害時の業務継続性向上も目指すとのこと。

 なお、国民健康保険システムは2014年1月から、国民年金システムは2015年11月から稼働する予定。共通基盤システムについても、第一次稼働が2014年1月から、第二次稼働が2015年11月からの予定となっている。

(石井 一志)