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アビーム、SAP導入・運用サービスでAWSのクラウド基盤を利用した新メニューを提供

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は4日、同社の提供するSAP導入・運用サービスにおいて、Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤を活用した新サービスを開始すると発表した。顧客のSAP導入を支援してきたアビームの専任コンサルタントが独自開発した方法論「ABeam Method」と自社への導入経験をもとに、システム設計から開発・移行までを一貫して支援するという。

 新サービスでは、企業の保有するIT資産を単にクラウドに移行するのではなく、顧客企業の事業戦略を実現するにあたって必要となる、業務システムの“あるべき姿”を描いた上で、企業の保有するIT資産、現在利用しているアプリケーション、インフラ、利用状況などを分析。さらに、保有すべきシステムとアウトソースすべきシステムを分類し、AWS活用時の効果や、何をクラウドに移行すべきかまでを十分検証した上で、クラウド環境への移行を支援するという。

 また移行後も最適な運用・保守が行えるよう、これまでの実績をベースにアビームが最適化した運用テンプレートを、AWS用に拡充した。このサービスにより、運用保守にかかっていた業務負担が軽減され、より付加価値の高い業務に企業内のリソースを配分できるようになるとのこと。

 なお、AWSのクラウド基盤を活用することによってハード面の制約がなくなり、従来かかっていたITへの初期投資や、要件定義、サーバーなどの調達に費用と時間をかけることなく。新規事業や新サービスの迅速な開始を実現できるとしている。

(石井 一志)