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沖縄県国保連合会、日本マイクロソフトのBIソリューションを導入

 日本マイクロソフト株式会社は17日、沖縄県国民健康保険団体連合会(以下、沖縄県国保連合会)が、「国保連合会ポータルサイト」の構築にあたり、日本マイクロソフトのBI(ビジネスインテリジェンス)ソリューションを採用したと発表した。

 沖縄県国保連合会は、沖縄県内に43ある保険者(市町村など)とともに、国保事業に従事する団体で、保険者のニーズに対し、より迅速に応えられる環境づくりを推進するため、「国保連合会ポータルサイト」を構築・提供している。

 その構築にあたって、Webブラウザ上でExcelファイルを閲覧できることや、Excelからのデータ分析、レポーティングサービスなどBIに必要な機能が標準で搭載されているといった理由から、SharePoint Server 2010とSQL Server 2008 R2を採用した。

 このシステムの構築により、従来は数カ月かかることもあった、保険者の要望に応じたデータの抽出・提供が数日でできるようになったほか、5年分、約4000万件のレセプトデータをCSVファイルでダウンロードし、保険者自身がExcelを用いて、簡単にデータを閲覧・加工・分析可能になったという。

 これによって事務処理が効率化されるため、今後は医療費の適正化、保険事業活動の充実などへの貢献が期待されているとのこと。

(石井 一志)