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ねこじゃらし、ファイルを可視化して共有するクラウドサービス「CoreDrive」

 株式会社ねこじゃらしは14日、クラウドを利用したファイル共有サービス「CoreDrive」を提供開始する。ファイルをサムネイル化してWebブラウザ上で可視化する点が特長で、個人から中小企業、大企業までの幅広い対象に販売を進めるとのこと。共有ファイルが20までの場合は無料で利用できる。

 「CoreDrive」は、Webブラウザ上にファイルをドラッグ&ドロップするだけでファイルを簡単に共有できるサービス。コルクボードに写真を張り付ける感覚で、データをサービス上にアップロードでき、ファイルをサムネイル化してWebブラウザ上で可視化する仕組みを備えているので、ビジネスパートナーとの仕事のやり取りをより直観的に行えるという。

 サムネイル表示は、Word、Excel、PowerPointといったMicrosoft Officeで利用されるファイルをはじめ、広く使われているPDFや、IllustratorやPhotoshopのクリエイティブなファイル、.wavや.aiff、.mp3などの音楽データなど、さまざまなファイルに対応。zipファイルなどの圧縮フォルダのデータは、オンライン上でファイル名を確認できる。

 また、ファイルをアバター上にドラッグ&ドロップするだけで、特定の相手と簡単に共有できる「Face(フェイス)機能」、ファイルを受け取った際に受領通知してくれる「Stamp(スタンプ)機能」も、6月をめどに追加される予定。さらに年内には、Windows、Mac、iOS、Androidの各プラットフォーム向けのアプリケーションが提供されるとのことだ。

 利用プランは、規模に応じた3段階が設定されており、共有数が20までの「Value」は無料、共有数200個までの「Regular」は月額500円、共有数1000個までの「Peak」は月額2500円。さらに、大企業などでの利用を想定した、共有数無制限の「Top」も提供される予定だ。なお「Peak」と「Top」では、サムネイル表示ではなく、一般的なオンラインストレージに近いインターフェイスを採用した「外部ドライブ」機能も利用できる。

 動作確認済みの環境は、Windows OSの場合、Windows 8とIE 10。Macでは、Mac OS X 10.7/10.8とSafari、Google Chrome、Firefoxの最新版。

(石井 一志)