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シマンテック、管理サーバー設置が不要のクラウド型エンドポイントセキュリティサービス
(2013/1/7 11:43)
株式会社シマンテックは7日、中小企業向けのクラウド型エンドポイントセキュリティサービス「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013」を発表した。PC100台以下の環境を対象としており、参考価格は、1~24名の場合、1ユーザーあたり年間5500円から。
Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013は、クライアントPCやファイルサーバーといったエンドポイントのマルウェア対策を行うためのサービス。PCにインストールするセキュリティソフトとクラウド上の管理サーバーから構成されており、管理サーバーを企業内に用意しなくとも、エンドポイントのマルウェア対策の管理を行えるという。
エンドポイント向けのソフトはWebからダウンロードして容易にセットアップできるため、専門スタッフやトレーニングは不要で、定義ファイルも自動的にダウンロードされて更新される仕組み。管理にあたっても、Webベースのコンソールを数回クリックするだけで、セキュリティ設定の変更、アラートのセットアップ、管理下にあるPCの保護状況確認、レポートの表示などを行える。また、USBメモリなどのデバイス利用を制御する機能も備えた。
対応OSは、Windows 8/7/Vista SP1以降/XP SP2以降、Windows Server 2008 R2/2008 SP1以降、2003 R2/2003 SP1以降、Windows Small Business Server 2011/2008/2003、Windows Essential Business Server 2008。30日間の無償試用版も提供される。
なお、管理サーバーの設置を必要とする既存製品「Symantec Endpoint Protection」では、プリケーション制御やネットワークアクセスコントロール(NAC)機能を備えるほか、仮想化環境向けの最適化も行われているが、Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013ではそうした機能は提供されていない。