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日本HP、レイヤ2のGbEアクセススイッチ「HP 2530スイッチシリーズ」~PoE+給電対応モデルも用意

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は21日、キャンパスネットワーク向けアクセススイッチ製品のラインアップに、Gigabit Ethernet(GbE)対応のレイヤ2スイッチ「HP 2530スイッチシリーズ」を追加すると発表した。1000BASE-T×24ポート、あるいは48ポートを搭載し、PoE/PoE+給電対応モデルも用意する。価格は11万3400円から。

 「HP 2530スイッチシリーズ」は、企業や学校などでビル/建屋間を接続するキャンパスネットワークでの利用に適した、コマンドラインインターフェイス(CLI)管理型のレイヤ2スイッチ。従来モデルと同価格ながらも、急激なトラフィック増加に対応する最大3MBのダイナミックバッファメモリを搭載するほか、利用していない場合の電力消費を抑える省電力型イーサネット(EEE)機能へ対応するなど、機能強化が行われている。

 また、ポートベースあるいはVLANベースでのアクセス制御リスト(ACL)、Strict/WDRR対応のQoS、MACベースVLANなどの機能をサポート。さらに、従来のIPv4に加えてIPv6をサポートし、将来のネットワーク環境への対応も図った。

 ラインアップとしては、1000BASE-T×24ポートの「HP 2530-24Gスイッチ」、48ポートの「HP 2530-48Gスイッチ」と、両モデルをPoE+給電に対応させた「HP 2530-24G-PoE+スイッチ」「HP 2530-48G-PoE+スイッチ」を用意する。価格はそれぞれ、11万3400円、20万7900円、21万8400円、36万5400円。

 なお各製品とも、銅線ポートに加えて独立したSFP×4スロットを備えており、光ファイバー接続によるアップリンクにも対応している。

 また今回は同時に、シャーシ型コアスイッチ「HP 10500シリーズ」用の40GbE対応ラインカードも発表された。8ポート対応の「HP 10500 8p 40GbE QSFP+ SF Module」、長距離接続対応の「HP 10500 4p 40GbE CFP SF Module」を新たに提供する。価格は、それぞれ611万1000円、448万3500円。

(石井 一志)