日本IBM、エントリーモデルのストレージ「Storwize V3700」
IBM Storwize V3700 |
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は7日、ディスクの使用率を向上させる機能を標準搭載し、運用管理や構成が容易なエントリーモデルのディスクストレージ製品「IBM Storwize V3700」を発表した。最小構成価格は122万7200円(税別)で、11月23日に出荷を開始する。
V3700は、2010年10月に発表した上位機種「IBM Storwize V7000」の運用規模よりも小規模な環境向けに価格を抑えたモデルで、中堅企業や業務部門単位での利用に適した製品。V7000が提供する機能のうち、リアルタイムデータ圧縮機能と異機種ストレージ接続機能を除く機能が利用できる。
V3700では、システム環境の変化に応じて、サーバー稼働中でもSSDや高速HDD、大容量HDDといったストレージ階層間でデータを再配置できる「階層型ストレージ管理(ILM)機能」や、限られたストレージ容量を効率良く使用するための「シンプロビジョニング機能」を標準搭載。ディスクの使用状況などを直感的に把握しやすく、操作が容易な日本語対応の管理画面を備え、IT管理者が不足している中堅企業でも運用負荷を抑えられる。
ディスク拡張ユニットを接続することで、物理容量最大180TBまで管理が可能。無償で提供しているストレージ簡易診断サービス「SMASH(スマッシュ)」もV3700に対応しており、SMASHの簡易分析に基いてストレージ装置や必要容量を判断することで、将来にわたるストレージの追加投資を抑えられる。